夫立会い分娩における夫の役割
平成19年4月26日(木)放送原稿
立会い分娩は、分娩という妊娠のクライマックスを夫婦で共有でき妊婦にとっては夫の励ましで分娩時の不安感・陣痛の痛みを和らげる。そして、夫は誕生の瞬間に立ち会うことで自分の子供としての実感を持ち、家族の絆が強くなりその後の家族の生活に良い影響を与える。と言われ、欧米では当然のこととして行われている。
日本では、1985年ころから普及し始め現在では半数近くの夫(約44%)が立ち会っている。しかし、流行だからという感覚での立会いはやめてほしい。
【夫の役割】
・ 積極的な姿勢が必要。立ち見ではないこと。(ex.ビデオ片手で見ているだけ)
・ 妊娠、分娩に関し生理的知識をもって立ち会うこと(両親学級に出席)
・ 分娩室で無言でなく常に夫婦共に分娩をしているのだという意識をもつ
・ 分娩時だけが立会いでなく陣痛の起こっているときからサポートすること
【立会いの利点・欠点】
《利点》①産婦の精神的安定が得られる
②産科スタッフの分娩室での行動・努力を夫に理解してもらえる
③異常時その場で夫に発生過程を確認し、納得してもらえる
④夫婦の絆が強まる
⑤生命誕生の感動を共有できる
⑥夫が父親になることを自覚し、育児へスムースに移行できる
《欠点》①産婦が夫に甘え精神的に不安定になる
②産科スタッフの邪魔になることがある
③異常事態発生時、夫がうろたえる
④妻の出産姿勢や分娩時の夫の言動がその後の夫婦関係に影響する
⑤分娩室の汚染
⑥夫立会い分娩を夫が単に興味本位にとらえられることがある
【夫の子供へのかかわり(立会い分娩をした夫)】
① 子供との遊びや世話をすることが多い
② 子供と身体的接触や運動遊びも多い
③ 育児の疲労感をもっても、子供に否定的感情として向けることが少ない
④ 母親と親密でコミュニケーションも良い
結論:分娩に関して十分な知識をもって、決して興味本位でなくあくまで妊婦のサポーターの意識を持って、分娩室の全ての人と一体に成って妊婦を励ましてほしい
第三者の感覚、無口な夫、お産を知らないで立会いはして欲しくない。
立会いの夫に注意:分娩室で担当のスタッフに挨拶ぐらいはしてほしい。
(2007年04月26日更新)



