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妊娠・出産コラム

分娩時の異常                           平成20年6月26日

出演ラジオ局 : 広島エフエム放送(HFM) 周波数78.2MHz 
放送番組  : 『オーバー・ザ・レインボー』 Over The Rainbow


分娩時の異常        平成20年6月26日(木)放送原稿

分娩時の異常は、
1)分娩の進行の異常
2) 分娩の過程における異常
3) 分娩時の異常出血
に分けられます。

1) 分娩の進行の異常
 陣痛の異常 ;微弱陣痛  陣痛が弱すぎる
        過強陣痛  陣痛が強すぎる
 産道の異常 ;軟産道強靱 軟産道が開かない
        児頭骨盤不均衡 児頭が骨盤を通らない
 娩出物の異常;児頭骨盤不均衡 児頭が大きい
        骨盤位・横位  胎位の異常
        反屈位     胎勢の異常(赤ちゃんの姿勢)
2)分娩の過程における異常 
 母胎側;子宮破裂  全分娩の0.1%
     頚管裂傷 子宮の出口の裂傷。大量出血の原因になる
     膣・会陰裂傷 分娩時に起こる
     子宮内反  子宮が裏返しになる。1/8,000~10,000疼痛と出血を伴う
     弛緩出血  胎盤娩出後の子宮筋の収縮不良による出血(500ml以上)
     羊水塞栓  羊水が母体血中に流入し呼吸不全・ショックに 0.03%
 胎盤 ;癒着胎盤  胎盤が子宮に癒着し剥がれない。
     臍帯異常  臍帯巻絡:臍帯が胎児の一部に絡まった状態 20~25%
           臍帯脱出:臍帯が破水後児より下に脱出
 胎児 ;胎児機能不全 妊娠・分娩中に胎児の循環機能が障害をおこす
3)分娩時の異常出血 分娩時の出血は一般的に500ml未満、それ以上の出血。
 分娩時の原因;前置胎盤・常位胎盤早期剥離・子宮破裂・癒着胎盤
 分娩後の原因;弛緩性出血・頚管裂傷、会陰裂傷・子宮内反・胎盤の遺残
血液凝固障害 
正常の経過を取って元気な赤ちゃんに恵まれることがほとんどですが、異常分娩も
起こりうることを考慮して、妊娠10ヶ月になったら
① 分娩に備えて体力をつける。
② 体重を増やさない
③ どんな些細なことでもかかりつけに相談をする


(2008年06月06日更新)


 

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