出演ラジオ局 : 広島エフエム放送(HFM) 周波数78.2MHz 15:20~
放送番組: 『オーバー・ザ・レインボー』 Over The Rainbow
妊婦と食生活
平成20年11月27日(木)放送原稿
“妊娠して赤ちゃんのために2人分の食事を取る。”“妊娠高血圧症候群(旧妊娠中毒症)予防のために体重増加を抑える。”という時代は現在改善されつつある。今回は、各妊娠の時期における食事摂取の注意点について話します。
妊娠中の食事:①1日3食きちんと摂取 ②1日30品目摂取 ③お菓子を置かない
妊娠各時期における注意:
【妊娠初期】胎児のからだや内臓を形成:必須アミノ酸(卵、牛乳、乳製品、魚)
骨の形成:タンパク質(肉、魚介、卵)カルシウム(乳製品、小魚、海藻)
神経管閉鎖障害予防:葉酸(サプリメントが取りやすい。400μg/day)
流産予防:ビタミンB,E(大豆、いわし、ウナギ)
つわり:食べたいときに食べたいものを食べる。(水分が多く、酸味の強い物)
【妊娠中期】つわりがなくなって食欲が出ますが、自分のBMIに沿った摂取が必要
BMI、Kaup指数:体重(kg)/身長*身長(㎠)
体型による体重増加量(妊娠中);やせた人 BMI<18; 10~12kg,
標準 BMI=19~23;7~10kg 肥満 BMI>24;5~7kg を考慮する。
貧血予防:鉄分(鶏レバー、牡蠣、あさり、ひじき、納豆)吸収する為にビタミンC
ビタミンB12と取る。(緑黄野菜・キウイ、オレンジなどの果物) 20㎎/day
便秘予防:ビタミンA(緑黄野菜、牛乳、ヨーグルト)排便習慣
【妊娠後期】子宮が胃を圧迫して食べる量が減少。1日の回数を増やし1日必要量摂取
鉄分の摂取・糖質は中性脂肪に変化し母体を肥満に!
体重増加により、妊娠高血圧症、微弱陣痛、遷延分娩、巨大児になる
妊娠高血圧症候群予防:薄味とし、水分は多くて1500ml(果物などの水分も含む)
以内。塩分は7~8g/day
バランスのとれた食事:妊娠前と比較し、カルシウム約2倍・鉄分1.5倍良質の
たんぱく質(赤身の肉、青さかな、卵、牛乳)
『ポイント』外食は定食(和食)、インスタントは麺は乾燥麺でなく生麺にする。
基本的にダイエットはしない。(赤ちゃんの発育が悪くなる)
カロリー計算が出来るよう努力する。
【産後】母乳を出やすくする工夫と肥満に注意
ビタミン(ビタミンD)葉酸、タンパク質、ミネラル(カルシウム・鉄分)摂取が基本
摂取を控えるもの:カフェイン(コーヒー2~3杯/day)辛い物、酒(ビール1~2杯/day,
授乳中は肉・魚が分泌促進しますが、脂のあるところは控える。
【各時期の摂取カロリー】妊娠初期;1900~2200Kcal, 妊娠中期;1900~2100Kcal
妊娠後期;2150~2350Kcal 産後;2500~2700Kcal
(2008年11月04日更新)



