流・早産を減らしたい
平成22年7月29日(木)
妊娠中、赤ちゃんが出かかるあるいは、出てしまう場合で22週までは流産。23~36週を早産と言います。近年やや増加傾向にある様に思います。
『流産』頻度:全妊娠の10~15%。
原因:胎児側①染色体異常(全体の60~70%)②その他;多胎妊娠・遺伝子病
母胎側①子宮の形態異常②ホルモン異常③感染症
④身体的疲労(仕事・旅行など)
症状:①性器出血(赤・茶色)②下腹部痛③お腹の張り
分類:①切迫流産:胎児は生存し出血。
②稽留流産:胎児死亡、症状なし。
③進行流産:流産が進行し排出しかかっている。
④完全流産:胎児など完全に排出。
⑤不全流産:完全に排出せず残存。
治療:①安静 ②薬物治療。 最悪の場合入院。
『早産』頻度:約5%。やや増加傾向。
原因:自然発生:①感染症。②破水。③頚管無力症。④多胎。⑤子宮奇形・筋腫など。
人為的発生:
母体側;①多胎妊娠。②妊娠高血圧症候群(旧 妊娠中毒症)
③胎盤早期剥離・前置胎盤。④その他・・合併症。
胎児側;①胎児発育遅延。②胎児仮死。(胎盤機能不全)
③その他・・胎児疾患。
誘因:①重たい物を持つ。②転倒(履き物に注意)③階段の昇降。(落下し易い)
④長時間の立ち仕事。⑤長時間のドライブ(旅行など)
⑥激しいスポーツ(激しくなくてもお腹の張っているときは注意)
症状:①分泌物増加(腟内の細菌感染の可能性)②出血
③月経痛様の下腹部痛。
治療:①安静
②子宮収縮抑制剤
③感染予防
④頚管縫縮術(頚管開大による無力症の場合)
《予防及び注意点》
流産;①予防できない流産もあるが、切迫流産の場合には安静にすることで赤ちゃん
が育って分娩まで可能。初期~中期に無理をしないことが大切。
②出血・下腹部痛があれば早急に対処。
早産;①炎症などで起こる場合もあるので、分泌物・下腹部の緊満など注意する。
②出血・下腹部痛などあれば早急に対処。
(2010年07月29日更新)



